DOWNLOAD FESTIVAL JAPAN 2022
2022/8/14sun CHIBA・MAKUHARI MESSE 1-3 HALL

Line Up:DREAM THEATER・BULLET FOR MY VALENTINE・MASTODON・STEEL PANTHER・SOULFLY・AT THE GATES・CODE ORANGE・THE HALO EFFECT・BAND-MAID(Opening Act)

コロナ渦が始まって以降、初となる日本でのメタル系フェス、DOWNLOAD JAPAN 2022の模様をお届け。
これがこのブログで初めてのライブレポート記事。
コチラでは会場での様子を書き綴ります。
出演アーティストのライブの感想はコチラ


↓VLOG


2020年3月に開催予定だった2回目の日本版DOWNLOAD FESTIVAL、これがパンデミックにより中止になり、今回の2022年度が2回目の開催に。
コロナによるダメージはとてつもなく大きく、再びDOWNLOAD JAPANを開催しようにも以前と同じようには行かず。色々とスケールダウンしてしまってます。

前回(2019年度)とスケールダウンした点

前回:2ステージ制で10組出演
今回:1ステージ制で8組+Opening Actが1組出演

前回:2万人動員
今回:感染対策のため7000人の収容と制限

開催前は本当に物凄い不安に見舞われました。何が不安って、
余所のフェスティバルがどれも出演キャンセルだらけ。
世界中、どこのフェスも、コロナに感染したりとか、ダブルブッキングしてしまってたりといった理由でキャンセルのアナウンスが相次いでいた。なのでDOWNLOAD JAPANも誰かキャンセルしてしまわないか不安で仕方なかった。
しかし、これが幸いにもキャンセルが一組も出なかった。開催直前、全出演者が無事に到着したという公式SNSアカウントでの報告には歓喜しましたわ。2022年に行われたフェスティバルでキャンセルを一組も出さなかったフェスはとても少ないです。DOWNLOAD JAPAN、偉い!

あと台風8号「メアリー」が接近していたのも大きな不安だった。これもまたDOWNLOAD JAPANにとっては幸いなことに、開催日には通り過ぎていたので影響を受けず。もしも一日ズレていたらロッキンジャパン最終日みたいに中止になっていたであろう。我々は運が良い。

そして当日、会場に到着。自分としては2年半ぶりのライブ&遠出、3年ぶりに来る幕張に会場に来ただけでもかなり気分が昂ぶった。
幕張メッセ1~8ホールの入り口をくぐり抜けると既に長~い客の行列が出来ていたが、目にするのが全員VIPチケット購入者であることにやや驚く。とにかく今回はVIPの人が多いなあと思った。2019年時でVIPにした方が断然お得であることを学んだからだろうか。
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開場時間のAM9:30になって行列が動き出す。いつものように入場時に手荷物検査をするのに加えて検温も実施。
それを越えて幕張メッセ1ホールの中に入るとすぐDOWNLOAD DOGのセットがお出まし。メタル系フェスに来るのが3年ぶりなため、もうこれだけでやたらと感動してしまう。長いことライブを我慢して久々に来ると、ただ入場しただけでこんなに感動するもんなんだな。
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ライブエリア入り口前には今年行われた本家UKのDOWNLOAD FESTIVALの様子を放映。KISSやIRON MAIDEN、KORNとかのライブの様子を観れた。
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VOLBEATを眺めてる人が結構いるな。そんなに関心持たれてるなら、そろそろ来日してもらった方が良いんじゃないか?(2014年以降、全く来日しておらず)

ライブエリア、一日の前半はやたらとParanoidが流れる。

さて、感染対策で密を避けるために参加人数を7000人ということにしてると書かれていましたが、実際フロアはかなりゆとりがあります。前方中央ら辺以外はどこもゴロ寝できるほどのスペースがある。
とはいえ、全体的に見ると思ったよりは客がいるような印象だった。もっと少なくて冷ややかな空気になってることを覚悟を決めてたけど、想像していたよりは悪くない。
7000人以上は入ってるような気もした。なんとなくだけど1万人近くは入ってるような気さえした。
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物販も人が凄く並んでいた。VIPチケットでVIP専用レーンに行けるのにそれを忘れてうっかり一般レーンで並んだ自分(VIP初めてなのでそんなドジをやらかす)、購入に90分かかってしまった。でもVIPレーンもかなり並んでて、そっちに並んだとしても30~40分ぐらいは待たされそう。
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完売の商品も続々と出ていたし、OFFICIAL BARもFOOD SPACEもアーティストのライブ終了後なんかはたくさん人が並んでいたし、そういうところも繁盛していて何より。
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そして今回、色々と物議を醸したのがモッシュ問題。今回、コロナ感染対策のためモッシュやダイブといったラウド系でのライブお決まりの行為は厳禁(他、ハイタッチやコール&レスポンスも)。ブレイクタイムの度に司会の斉藤リョーツさん(BS-TBSのDOWNLOAD JAPAN特集番組でも司会やってた方ですね)が舞台に上がって注意喚起していた。
が、それでも一般エリア前方中央辺りではついついピットが発生。エクストリームな音楽ばかりだからというのもあるが、大勢の海外の人達と交えて行うライブというのがまた状況をややこしくしている。海外だとこういうライブは既にノーマスクでモッシュでもなんでもやったりしているので。出演アーティストもここ日本特有のルールお構いなしにピット作るよう煽ってくる。
自分はピットが発生していた危険なエリアには一切足を踏み入れなかったので、実際どのような状況だったかはネットに上がってる動画や人々から聞いた話でしか把握していないが、暴れてセキュリティーに退場させられた人がかなりいた模様。
ブレイクタイムに自分、たまたま知り合いと遭遇し、その知り合いからこんな声が。

「CODE ORANGEでモッシュ発生して、セキュリティーの人が激おこで、退場させられた人がいましたよ!」と。

・・・なんだこの学校にいるみたいな感じは。
「アイツ悪いことして先生に今メッチャ怒られてるぞ!」的な。

それにしても幕張メッセの1~8ホール側は居心地が良い。トイレの数に余裕があるのが地味にデカい。
開催前、再入場不可とされていたことに批判が多く、開催直前に再入場可に変更されて「安心した」「当然だ!」なんて声がよく見受けられたが・・・これ、途中で会場外に出ていきたくなるものなんだろうか・・・まあ色んな人がいるだろうけど、自分としては会場内が居心地良くて全然外に出て行きたい気が起こらなかった。

フェス飯、自分はマヨ玉焼きそばと鶏そばを食した。美味かった。
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ところが焼きそば食べようとしたとき、座ってたベンチの椅子の脚が突然折れるアクシデント発生。そのせいで焼きそばが地面に落ちて砂と蟻まみれになってしまい機嫌も最悪に。焼きそばは後で代えを注文しました。
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とりあえずあのとき「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたお兄さんに今一度ありがとうと言いたい。

それにしてももっと色々食べたかった。暑くてイマイチ食欲が出ないのと、観たいアーティストばっかりであんまりゆっくりしていられないのが理由で今回は二つしか注文せず。前回も思ったけど観たいアーティストだらけってのも困るんです。ブレイクタイム30分でも足りない。
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~次回から改善して欲しい点~
如何に楽しいイベントでも、どうしても何かしら欠点・問題点は生まれる。改善の必要があると思う点を挙げてみる。

◆物販は開場前から始めて欲しい
今回、大概の来場者が思ったであろう。そもそも以前は開場前からやってたのだから。入場してから物販行けるのって初代LOUD PARK以来な気が。

◆Opening Actの出番早すぎ問題
開場時刻は9:30でOpening Actのライブ開始時刻は9:45。
15分では少ししか入場出来ません。BAND-MAIDのライブに間に合わなかったことに嘆く客多数。

◆屋台が外なのが辛い
暑い時期でのイベントですからね。でもって会場内が快適だったし。外に出たくねえ!
そもそも幕張メッセでのSUMMER SONICの屋台が場内ですから。それと同じようにならないかと。
でもそうしてもらうにはホールをもう一つ使う必要があるのか。幕張メッセのホールは1つ使うのに1日約230万円かかる模様。

全ては金の問題というわけだ。これを改善してもらうにはやはりチケットがよく売れるしかないな!

◆8月開催はもうイヤだ・・・
まあどの道、願わなくたって8月開催のDOWNLOAD JAPANはこれが最初で最後なんでしょうけど。
会場内は快適でも会場に着くまで、家に帰るまでが暑さで地味に辛い。
8月に出かけるのはSUMMER SONICだけでたくさんです!
今回、8月にメタル系フェスを開催したことで、10月という最高に過ごしやすい時期に開催されていたLOUD PARKが如何にありがたき存在だったかを思い知ったメタルヘッズも多いのでは?

そして終演後、「SEE YOU NEXT YEAR!!」「SEE YOU NEXT SPRING!!」と次回開催があることが明らかに。

開催前からTROOPER座談会LOUD PARK編やBS-TBS放送のDOWNLOAD JAPAN 2022特集番組なんかで次回もやろうとしてることを言ってはいたが、無事にその通りになってくれて何より。
やはり過去にLOUD PARK開催見送りというのを経験しているだけにこういったことについ過敏になってしまう。この報せを受けて心からホッとした。
とはいえライブに行き続けなければ、そんな次回開催も無くなってしまう。LOUD PARKをやっていたときみたいに「どうせまたやるから今回パス」なんて軽い考え方をしているとまた同じ悲劇が繰り返される。
というわけでこれからも「ライブは行けるときにしっかり行かねば!」という気持ちであり続けましょう。

アーティストのライブ編に続く。





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ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン
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2021-11-05

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2017-06-23


トーテム
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(株)トゥルーパー・エンタテインメント
2021-07-02

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2020-03-13

DAYS OF THE LOST デイズ・オブ・ザ・ロスト
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(株)トゥルーパー・エンタテインメント
2022-08-12